木下工務店をM&Aしてから木下直哉が関わってきた映画製作をはじめとする文化事業と、ビジネスへの影響

木下直哉と映画事業

木下直哉氏といえば、2004年に木下工務店をM&Aして代表取締役に就任し、1000億とも言われる債務超過に陥っていた木下工務店をグループ傘下に収めた凄腕社長として知られる人物です。

同グループはライフコミューンを傘下に持ち、介護事業の世界でも成功しています。

すぐれた実業家としての顔を持つ一方で、木下直哉氏は映画への投資を早くからスタートさせました。

2006年公開の「I AM 日本人」「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」「築地魚河岸三代目」「パンダフルライフ」「櫻の園」「鴨川ホルモー」「カムイ外伝」「GOEMON」と、松竹、東映などの映画へ、積極的に出資をしていきます。

2006年から2015年まで、製作にかかわった映画作品は45作品にものぼります。

木下グループは木下工務店をはじめ不動産事業と、木下の介護を中心にしたくらしサポート部門、出版、映像、音楽事業、ヘアサロンの経営と、幅広く事業を広げていきます。

文化支援活動への比重は大きく、東京国際映画祭、ルーヴル美術館支援、木下クラブのフィギュアスケート選手へのサポートなど、アート、スポーツのスポンサードを行う企業として知名度も高くなっています。

ラジオ局運営にもかかわり、音楽専門のFMラジオ局のInterFMや、東海エリアの放送局RadioNEOにも出資しています。

木下工務店の場合、こうした文化事業への出資を行うほどに、本業の不動産事業の知名度が上がっていきます。

幅広い顧客へのアピールへとつながって、芸能やアート、スポーツ界の信頼の厚さが、本業の信頼度にも反映されるというビジネススタイルが確立されているようです。